【助産師監修】新生児(生後1ヵ月以内)に日焼け止めは必要?選び方や紫外線対策の基本

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  • 新生児に日焼け止めは必要なの?
  • いつから使っていいの?

そんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

新生児の肌はデリケートなため、紫外線対策は大切です。しかし、必ずしも日焼け止めを使う必要はなく、まずは帽子や衣類、日陰などを活用した対策が基本となります。

この記事では、新生児に日焼け止めが必要な場面や、紫外線対策のポイントについて解説します。

目次

新生児(生後1ヵ月以内)に日焼け止めは必要?

新生児の紫外線対策の考え方

新生児は、必ずしも日焼け止めを塗る必要はありません。

そもそも、生後まもない赤ちゃんは長時間の外出を控える時期です。

環境省の「紫外線環境保健マニュアル」でも、日差しの強い9時〜15時頃を避け、日陰や帽子、薄手の長袖、ベビーカーの日よけを活用することが推奨されています。

屋外にいくときは物理的な対策を基本とし、日焼け止めは補助的に活用しましょう。

赤ちゃんに日焼け止めはいつから使う?

日焼け止めを使い始める時期については、日本と海外で考え方が異なります。

インターネットでは「生後6ヵ月から」といった情報を見かけることがありますが、日本では明確な基準が示されていません。

ここからは、日本と米国の考え方を見ていきましょう。

赤ちゃんに日焼け止めはいつから使う

日本では月齢の基準が設定されていない

日本小児皮膚科学会では、小さい赤ちゃんにも使用できる、日焼け止めの選び方や使い方を案内しています。

日本では「生後〇ヵ月から」といった明確な月齢基準は示されていません。

米国では生後6ヵ月以降を推奨

米国食品医薬品局(FDA)米国小児科学会(AAP)は、生後6ヵ月未満の乳児を直射日光に当てないよう推奨しています。

ただし、日焼け止めの使用を禁止しているわけではありません。保護服や日陰を利用できない場合は、顔など露出した小さな部分に限って使用してもよいと案内しています。

新生児の紫外線対策の基本

新生児の紫外線対策3つの基本

新生児期が1ヵ月健診や短時間の外気浴などで外に出る機会には、帽子や衣類、日陰などを活用して紫外線から肌を守りましょう。

ここでは、新生児期に取り入れたい基本的な紫外線対策を紹介します。

紫外線が強い時間帯を避ける

新生児期の紫外線対策として、まず意識したいのが「外出する時間帯」です。

紫外線は午前10時から午後2時頃に最も強くなり、1日の紫外線量の約60%がこの時間帯に集中するとされています。外気浴などをする場合は、できるだけ朝や夕方の時間帯を選びましょう。

新生児期を過ぎたあとも、紫外線が強い時間帯の外出やお散歩はできるだけ避け、朝夕の涼しい時間帯を選ぶのがおすすめです。

帽子と薄手の長袖で肌を守る

新生児の間は、衣類による紫外線対策も大切です。次のような点を参考にしましょう。

  • つばのある帽子を着用する
  • 薄手で通気性のよい長袖・長ズボンを選ぶ
  • 織り目や編み目が細かい生地を選ぶ
  • 白や淡い色の衣類を選ぶ

帽子のつばが7cm程度あると、顔に当たる紫外線を約60%減らせるとされています。衣類は熱がこもりにくい白や淡い色を選びつつ、織り目や編み目がしっかりしたものを選ぶとよいでしょう。

日陰やベビーカーの日よけを活用する

外出時は日陰を上手に利用しましょう。

木陰や建物の影を選び、ベビーカーの日よけを活用すると、肌に当たる紫外線の量を減らせます。日陰にいるだけの場合、紫外線量は半分程度まで減らせるとされています。

また、紫外線は曇りの日でも晴天時の80%以上届くと言われています。

新生児用の日焼け止めの選び方

新生児用の日焼け止めの選び方

日焼け止めを使う場合は、肌への負担が少ない商品を選びましょう。

赤ちゃんの肌はデリケートです。配合されている成分や紫外線防御効果の強さに配慮して、選んであげることが大切です。

ノンケミカルの商品を選ぶ

紫外線を防ぐ成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があり、それぞれ特徴が異なります。

スクロールできます
種類特徴
紫外線吸収剤
(ケミカルタイプ)
日焼け止めの成分が紫外線を吸収して肌に届くのを防ぐ
紫外線散乱剤
(ノンケミカルタイプ)
日焼け止めの成分が紫外線を跳ね返したり散らしたりして、肌を守る

新生児には、紫外線を跳ね返して肌を守る紫外線散乱剤(ノンケミカルタイプ)がおすすめです。

実際に、新生児向けの日焼け止めには、酸化チタンや酸化亜鉛などの紫外線散乱剤を配合した商品が多くあります。

日焼け止めを選ぶ際は、以下のポイントも確認しましょう。

  • 無香料
  • 無着色
  • 低刺激処方
  • ベビー用・子ども用の表示がある

赤ちゃんの肌への刺激に配慮された商品を選べば、ママも安心して使用できるでしょう。

SPFは15〜20、PAは++が目安

日焼け止めを選ぶとき「SPFやPAは高い方がいい」と思っている方もいるかもしれません。

SPF50+やPA++++など数値が高い商品や、汗や水で落ちにくいウォータープルーフタイプも販売されています。しかし、新生児は長時間屋外で過ごす機会が少ないため、高い数値の日焼け止めは必ずしも必要ありません。

赤ちゃんの普段使いを想定した日焼け止めの目安としては、以下のとおりです。

  • SPF15〜20程度
  • PA++程度
  • 低刺激処方を優先する

肌への刺激が少ない商品を選びましょう。

新生児に日焼け止めを使う際のポイント

新生児への日焼け止めの塗り方

日焼け止めを使用する場合は、商品選びだけでなく塗り方や落とし方にも気を配りましょう。

ここでは、新生児に日焼け止めを使用する際のポイントを紹介します。

塗り方

初めて使う場合は、腕の内側などでパッチテストを行い、肌に異常が出ないか確認しましょう。

パール粒大(7〜8mm程度)の量を手に取り、顔や肌へ均一に塗り広げます。続けて、同じ量をもう一度重ね塗りしましょう。薄く塗りすぎると十分な効果が得られないとされています。

新生児では、保護服や日陰での対策が難しい場合に、顔など露出する部分へ使用するのが基本です。お子さんの体格に合わせて量を調整しましょう。薄く塗りすぎると十分な効果が得られない場合があります。

日焼け止めを塗る時間は、屋外活動の15分ほどがよいとされます。汗をかいた場合や長時間外にいる場合は2〜3時間ごとに塗り直しましょう。

また、日焼け止めは必要な場面で使用し、使い過ぎには注意しましょう。日焼け止めを必要以上に使うと、ビタミンDが作られにくくなることがあります。

落とし方

日焼け止めを塗ったあとは、やさしく洗い流しましょう。

ほとんどの日焼け止めは、ベビーソープや石けんで落とせます。落とし残しは肌トラブルの原因になるため、強くこすらず丁寧に洗うことが大切です。

また、落とし方は商品によって異なる場合があるため、購入時に使用方法を確認しておくと安心です。

赤みやかゆみなどの症状が出た場合は、小児科や皮膚科へ相談しましょう。

新生児の日焼け止めについてよくある質問

ここでは新生児の日焼け止めについて、よくある質問に分かりやすくお答えします。

新生児にアロベビーUVはおすすめですか?

アロベビーのUV製品は、新生児から使用できる商品として販売されています。紫外線吸収剤不使用で、天然由来成分を使用している点が特徴です。ママと一緒に使える商品もあるため、家族で使いやすい日焼け止めを探している方にも向いています。

ただし、どの商品でも肌に合う・合わないには個人差があります。初めて使う場合は少量から試しましょう。

室内でも日焼け止めは必要ですか?

基本的に、室内で過ごす場合に日焼け止めを塗る必要はありません。紫外線の多くは建物や衣類によって遮られます。

屋内で浴びる紫外線量は屋外の10〜20%程度とされていますが、完全に防げるわけではありません。

長時間窓際で過ごす場合は、レースカーテンで日差しをやわらげたり、ベビーベッドを窓から離したりするといいでしょう。

新生児は日光を浴びてはいけませんか?

新生児だからといって、日光を完全に避ける必要はありません。

母乳中のビタミンDは多くないこともあり、適度な日光浴はビタミンDの生成に役立ちます。ビタミンDは、骨の発育にも重要な栄養素です。

日本小児皮膚科学会によると、手の甲が15分ほど日光に当たる程度でも十分とされています。

新生児の間は、外気浴で日光を浴びる程度を目安にするとよいでしょう。

>> ビタミンDの必要性や妊娠中の目安量については、別の記事にまとめています。

赤ちゃんに冬でも日焼け止めは必要ですか?

新生児(生後1ヵ月以内)の場合、冬の日常的な外出であれば、基本的に日焼け止めは必要ありません。

冬は夏に比べて紫外線量が少なくなります。短時間の外気浴くらいであれば、帽子や衣類などによる物理的な対策を基本に考えるとよいでしょう。

適切な紫外線対策で赤ちゃんの肌を守ろう

新生児に日焼け止めは必須ではありません。

1ヵ月健診や短時間の外気浴などで外に出る際には、帽子や薄手の長袖、日陰、ベビーカーの日よけなどを活用して紫外線を防ぎましょう。

日焼け止めだけに頼りすぎず、帽子や衣類などの対策も組み合わせながら新生児の肌を守りましょう。

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この記事を書いた人

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