新生児が寝ない原因は?眠りのために意識したいポイントと休息のコツを解説

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新生児の育児が始まり「こんなに寝ないとは思っていなかった。大丈夫なの!?」と不安になっていませんか?

毎日寝かしつけに苦戦して、夜も何度も起きてしまう日々に「これがずっと続くの!?つらすぎる」と悩むママも多いでしょう。

この記事では、新生児が寝ない原因と、ママが少しでも楽になるための工夫をご紹介します。

目次

新生児が寝ないのは普通のこと

新生児はまだ睡眠リズムが整っておらず、昼夜関係なく「こまめに眠っては目を覚ます」を繰り返します。

一般的に新生児の1日の睡眠時間は16〜20時間といわれています。1〜2時間起きては1〜4時間眠るという不規則な睡眠パターンが特徴的で、眠りの半分が動睡眠(レム睡眠)であるため、少しの刺激でも目覚めやすくなっています。

そのため、ママやパパが「なかなか寝ない!」と感じるのは自然なことです。

新生児の睡眠の特徴

赤ちゃんには個人差があり、一度寝ても30分や1時間で起きてしまう子や、夜だけ寝ない子もいます。「上の子はよく眠っていたのに、二人目は全く寝ない」と感じるママもいるかもしれません。

新生児期は目が覚めやすいことを知ったうえで、眠りやすい環境を整えてあげましょう。

新生児が寝ない主な原因

新生児が寝ない主な原因

新生児が寝ない背景には、さまざまな原因があります。

ここでは代表的なものをご紹介します。

すぐにお腹が空いてしまう

新生児は一度に飲めるミルクや母乳の量が少なく、消化も早いため2~3時間おきにお腹が空いて目が覚めてしまいます。特に母乳はミルクに比べて消化が早く、睡眠の間隔も短くなりがちです。

中には、授乳中に赤ちゃんが寝てしまい十分に飲めていなかったというケースもあります。すぐにお腹が空いてしまうことで、またすぐに目を覚ましてしまうのです。

「赤ちゃんがすぐ起きてしまう」と悩んでいる方は、ミルクや母乳をどれくらい飲めているか、飲んでいる様子や時間を観察してみるといいでしょう。

不快なことがある

赤ちゃんが寝ずに泣いているときは、次のような不快感が原因になっているかもしれません。

  • おむつが濡れている
  • うんちが出ていない
  • 汗をかいている
  • げっぷが出なくて苦しい

一見すると小さなことでも、赤ちゃんにとっては大きな不快感になることがあります。

泣いているときは、ひとつずつ丁寧に確認してあげましょう。

睡眠環境が整っていない

新生児は体温調節機能が未熟なため、暑すぎても寒すぎても眠りにくくなります。また、音や光にも敏感で、小さな刺激でも目を覚ましてしまうこともあります。

夏は25〜28℃、冬は20〜25℃が目安に、室温を調整してみてください。

夜はカーテンで光を和らげるなどして赤ちゃんが安心して眠れる空間を作りましょう。

静かで眠りやすい環境を整えるだけでも、赤ちゃんの眠りやすさが変わるかもしれません。

自分の動きで起きてしまう

新生児は、意思とは関係なく起こる動きに驚いて目を覚ましてしまうこともあります。

原因となるものの一つに「モロー反射」がありますが、これは新生児期に見られる正常な原始反射のひとつです。モロー反射では、大きな音やからだの揺れ、姿勢の変化などに反応して両腕を広げる・からだをビクッとさせるといった動きを起こします。

生後3〜4ヵ月ごろから少しずつ減っていきますが、驚いて目を覚ましやすい場合は、おくるみやスワドルで優しく包んであげるとよいでしょう。

新生児が全然寝ないのは発達障害?

寝ない赤ちゃんを見て「障害のサインかも」と感じるママもいるかもしれませんが、そうとは限りません。

実際に自閉スペクトラム症などの発達障害のあるお子さんは、睡眠に関する悩みを抱えることもあります。ただし、発達障害は、言葉や行動の特徴があらわれる3歳以降に診断されることが多く、新生児期では、専門の医師であっても判断が難しいとされています。また、「寝ない」という理由だけで診断されることはありません。

そのため「寝ない=障害」と過度に心配する必要はありません。心配な気持ちが続く場合は、定期健診などで医師に相談すると安心です。

赤ちゃんの成長には個人差があるため、焦らずゆっくり向き合っていきましょう。

新生児が寝ないときに工夫できること

新生児が寝ないときの工夫

「どうすれば赤ちゃんが寝てくれるの?」と悩んでいるママやパパのために、すぐに試せる工夫をご紹介します。

少しでも赤ちゃんが眠りやすくなるよう、身の回りの環境や接し方を見直してみましょう。

母乳やミルクの量が足りているかチェックする

空腹で目覚めてしまうことも多いため、母乳やミルクの量が足りているかを確認してみましょう。

とはいえ、母乳育児の場合は見た目で量が分かりにくく、特に不安を感じやすいものです。母乳やミルクが足りているか迷ったときは、以下のような「赤ちゃんが十分に母乳やミルクを飲めているサイン」を参考にしてみてください。

  • 1日に少なくとも8回授乳している
  • 飲みたいだけ飲んでいる
  • 肌のハリがある
  • いきいきとして元気

もし「十分飲めているか不安」「体重の増えが少ない」と感じたら、出産した産院や自治体の子育て相談窓口に相談してみましょう。

参考:厚生労働省|産後2週間を過ぎたママのための「授乳のギモン解消ガイド」

不快感を除く

赤ちゃんが安心して眠れるように、できるだけ不快感を取り除いてあげましょう。

昼間はカーテンを開けて適度に明るくし、夜は照明を落として静かな雰囲気にすることで、昼夜のメリハリがつきやすくなります。また、おむつが濡れたままだと不快に感じて目を覚ましやすくなるため、こまめに確認しましょう。

室温は、夏は25〜28℃、冬は20〜25℃が目安です。赤ちゃんの手足が冷たすぎず、背中に汗をかいていない状態であれば快適なサインです。

肌着は通気性のいい綿素材などを選び、暑そうであれば一枚減らすなどして調整してあげてください。

汗をかいていないか、吐き戻しがないかもこまめに確認しましょう。

生活リズムを整える

生活リズムを整えると、赤ちゃんに「今は寝る時間だよ」と伝えやすくなります。

例えば、次のような工夫をしてみてください。

  • 昼は明るくする、夜は暗くする
  • 沐浴や寝る準備の時間を決める

毎晩同じ流れにすることで、赤ちゃんも少しずつ「寝る時間」「起きる時間」がわかるようになってくるので、無理のない範囲で、少しずつ取り入れてみましょう。

抱っこの仕方を工夫する

赤ちゃんがなかなか寝てくれないときは、抱っこの仕方を工夫してみましょう。

縦抱きや横抱き、ゆらゆらと揺れるリズムなど、赤ちゃんによって心地よく感じるスタイルはさまざまです。赤ちゃんに合った抱き方をいろいろ試してみてください。

寝かしつけに困ったときは、助産師のアドバイスやSNSで紹介されている方法も参考になります。

それでも寝なくて心配なときは相談しよう

「上で紹介した工夫をすべて試してみたけど改善しない」

「やってみたものの、これで合っているのか不安」

そんなときは、ひとりで抱え込まず、専門家に相談してみましょう。

  • 出産した産婦人科
  • 子育て支援窓口
  • 近くの助産院(出産していない施設でもOK)

「こんなことで相談してもいいのかな?」と思うような小さな悩みでも大丈夫です。無理せず、頼れる人や場所を上手に活用していきましょう。

ママ自身が安心して過ごせることも、とても大切です。

新生児が寝ないときこそママも休む時間を

赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、ママやパパも休めず、心身ともに疲れを感じやすくなります。

出産前のようにまとまって眠ることは難しくても、少しの工夫で休息の質を高めたり、短い時間でも回復しやすくなります。

ここからは、少しでも休息の時間を作るための具体的な工夫をご紹介します。

新生児が寝ないときに休息を取るコツ

赤ちゃんと一緒に仮眠をとる

赤ちゃんが寝たタイミングで、ママもできるだけ一緒に横になるようにしましょう。昼夜関係なく、赤ちゃんのペースに合わせて休むことが大切です。

大人は「夜にしっかり寝ないと」と思いがちですが、新生児との生活で難しいこともあります。「昼間に寝てもいい」と意識を切り替えてみてください。

たとえぐっすり眠れなくても、目を閉じるだけ、うとうとするだけでも休息につながります。

家族と役割を分担し、睡眠時間を確保する

ママがしっかり休むためには、家族と役割を分担することも大切です。

夜間の対応がつらいと感じたときは、パートナーに交代してもらうのもひとつの方法です。「母乳だから夜間の授乳は任せられない」と思う方もいるかもしれませんが、搾乳した母乳を使って、パートナーに夜の授乳をお願いすることもできます。

上の子がいる場合は、祖父母など周囲に頼るのもおすすめです。

睡眠不足が続くと、からだとこころの不調につながるだけでなく、母乳の分泌に影響が出ることがあります。

なかなか協力が得られない場合は、赤ちゃんの生活や自分の睡眠をアプリで記録して、夫婦で共有するのがおすすめです。赤ちゃんがどれくらい寝ていないのか、ママがどれほど休めていないのかが見える化されることで、パートナーにも状況の大変さが伝わりやすくなります。

家事は優先度を下げて最低限にし、洗濯をルーティーン化するなど、できることから負担を減らしましょう。

産後1ヵ月はからだも回復途中。無理に睡眠時間を確保しようとせず、まずは「どうすれば少しでも休めるか」を周囲と一緒に考えてみましょう。

産後ケアサービスを利用する

育児に不安や疲れを感じている人や、夜間の授乳で休めない人は、産後ケアを利用してみるのもひとつの方法です。

例えば、産後ケアサービスでは以下のような支援が受けられます。

  • 赤ちゃんのお世話のサポート
  • 母乳やミルクの量や与え方についてのアドバイス
  • 赤ちゃんの睡眠に関する悩みへの相談

利用前にサービス内容を確認して、自分に合ったサポートを選びましょう。近くの助産院でも相談に乗ってもらえます。

新生児が寝ないことについてよくある質問

新生児が寝ないことに不安を感じるママはたくさんいます。

ここでは新生児が寝ないことについて、よくある質問に分かりやすくお答えします。

新生児が授乳後に寝ないときほっとくのは問題ないですか?

赤ちゃんの機嫌が良ければ、目の届く範囲でそばを離れても大丈夫です。

ただし、新生児突然死症候群(SIDS)や窒息などのリスクを防ぐためにも、周囲の環境をよく確認して安全を確保し、長時間の放置は避けましょう。

新生児が寝ずに手足をバタバタさせるのはなぜですか?

新生児が手足をバタバタさせるのは、筋肉がまだ発達途中で、動きをうまくコントロールできないためです。

まだ思うように体を動かせない時期なので、手足を動かすことで感覚を確かめようとしていることもあります。

力の加減が未熟で、急にからだがピクッと動くことや大きく動かすことがありますが、ほとんどは成長の一環です。

抱っこやスキンシップで、安心感を与えてあげると落ち着くこともあります。

新生児が昼間に寝なくても問題ないですか?

1日合計して十分な睡眠時間がとれていて、赤ちゃんがご機嫌に過ごしていれば心配ありません。

例えば、授乳後に満足そうな表情を見せたり、抱っこや声かけで安心して穏やかになる様子が見られれば、機嫌がいいサインです。

赤ちゃんの睡眠について不安がある場合は、近くの助産院などに相談してみましょう。

新生児がミルクを飲んでも寝ないのはなぜですか?

ミルクを飲んでも寝てくれない場合、空腹ではなく次のような不快感が原因かもしれません。

  • ゲップが出ていない
  • おむつが濡れている
  • 室温や服装が不快 

授乳後はしっかりゲップを促すようにし、おむつもこまめに確認しましょう。

また、室温は夏なら25〜28℃、冬は20〜25℃、湿度は50〜60%程度が過ごしやすいとされています。

肌着は通気性のよい綿素材などを選び、赤ちゃんの背中が汗ばんでいないか、手足が冷たくないかをチェックして調整してあげましょう。

小さな違和感が眠りを妨げていることもあります。

眠りやすいようサポートしながら、心配しすぎず見守ろう

新生児がなかなか寝てくれないこと原因はひとつではなく、赤ちゃんによってさまざまです。

多くの場合、成長とともに自然と睡眠リズムは整っていくため、寝る環境や生活リズムを整えながら、ママもできるだけ休息をとるようにしましょう。

それでも不安が消えないときは、ひとりで抱え込まず助産師などの専門家に相談することも大切です。

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この記事を書いた人

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